滝口茂町長へのインタビュー
+++滝口茂町長の紹介+++
滝口町長はH14年7月の町長選挙で見事当選を果たした方です。インタビューは町長室で行わせていただきました。とても気さくな方で、丁寧に分かりやすく応えていただきました。
中学生に関係の深い質問を交え、全部で8つの質問をしました。
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■Q1
今、合併について話し合いがされておりますがどうして合併が必要なのでしょうか?
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住民の要望が多く、役場にお金がありません。合併をすることによってあらゆる面でのスリム化が図れます。
※例えば町長は3人から1人へ、議員は60人から30人にスリム化できる。
まとめると以上のように柴田町だけでの狭い範囲だけではなく、まとまって大きな町をつくっていかなければならない!と言えます。
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■Q2
合併をすることにより約300億円の交付金がもらえるようですがその交付金はどのように使うと考えておられるのでしょうか?
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最初に言われたことは、交付金としてもらえることではなく、約300億円までが限度の借金が認められるということです。この内
7割は国が負担します。
まず
「市町村合併計画」
という10年間の計画を立てます。

(1)生活基盤の充実

(2)産業政策の推進

(3)文化施設、公園建設、道路整備
柴田町だけでは決められないが、これらに重点的に使いたい。そして、柴田町に伝統をつけるようなものにしたいとも言っていました。
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■Q3
柴田町が三町の中で借金が一番多いようですが合併することによって困ることや問題になることはあるのでしょうか?
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借金が多いのは他の町よりたくさんの事業をしているからです。
今は特に困ることはありませんがこれから出てくる問題点に対して
自分達で対応策を出して困ることがないようにしていかなければいけません。
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■Q4
合併のメリットに住民サービスの向上というものがあったのですが、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
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まず、絶対に
福祉事務所
をつくってサービスを向上させ、組織強化。
メリットというものは自動的に生まれるものではない!
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ここからどういうまちを創っていくかということにつながっていく。
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■Q5
柴田町の住民アンケートでは図書館の建設が希望の第1位になっており、僕達中学生もぜひ利用したいのですが図書館建設についてはどのような方針で臨むのでしょうか?
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10年間の計画の中に最優先で「情報センター」というものを建設。
この情報センターは本だけでなくインターネット・CDなどがあり、市民が自由に出入りできるようなもの。
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大河原にオーガという図書館もある施設がありますが、町長の理想ではオーガよりも大きくのんびりしたもので
中庭でコーヒーが飲めるようなものを、と思っておられる
ようです。
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Q6
合併すると町立小中学校から市立小中学校に変わると思いますがそれによって何か変わることはあるのでしょうか?
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表面上、自動的に変わることはありません。しかし先生達や教育委員会などで話し合って新しく決める可能性も。

情報に強い子供(最低でもインターネット活用)の育成

スポーツ、音楽など得意分野を伸ばせるような環境づくり
このような人材を育てていこうという気持ちが大切だと、町長さんは言っていました。
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Q7
IT面での政策は中学生が活用できるもの、一般の人々が活用できるものそれぞれどのような政策が考えられるのでしょうか?
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※僕は今パソコンやインターネットに興味があるのでこの質問をしてみました。
中学生のための政策

まずは仙台と同じように高速回線を設置
そしてインターネットを使える面白さを知り、
交流を広げてほしい
交流を広げるという面では県内外の人達とメールで交流したり、気仙沼の中学生で小泉総理大臣にメールを送って直接総理から返事が返ってくるということがあったようです。こういうことからこれからの楽しみへとつながると言えます。
一般のための政策

電子商取引というネットで柴田の農産物を世界へ発送するというものを普及・拡大
電子商取引のほうが小売店を経由することがないのでたくさんの利益が期待できます。
中小企業でのパソコンに詳しい人材の育成
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Q8
最後に合併に向けて柴田町の政策はどのように進めていくとお考えなのでしょうか?
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まず8月6日から小学校単位で合併について説明会を行う。
※このインタビューは平成14年8月1日に行ったものです。
まず1つ目に役場から遠くに住んでいる人々は不便になるのでそういう人達が気軽に街に出やすいように道路整備。
2つ目に不安を持つような人達が安心できるように各町の文化を守りながら三町いっしょに合併を進めていく。
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